リスクとリターンの関係を理解して、先輩の失敗談を学ぼう!不動産投資以外も、債券、現金、原油、金、ドル、株式、ビットコインのリスクを考え、分散して資産運用しよう!「攻め」の資金と「守り」の資金を分けて、ミックスして賢く資産を増やそう!
- ローリスク・ハイリターンは存在しない
- ローリスク商品とハイリスク商品を分ける
- リスク許容できる額を決める
- 失敗談
この記事でわかること
相場は生きている
金融商品には様々な、リスクとリターン(利回り)があるよ。
「リスク」 と 「リターン」 を正しく知ろう。
リスクをとれば、しっかりリターンは帰ってくるので、時代のトレンドに個人投資家も乗れば、大きな痛手がなく冷静に相場で稼ぐことができるね。
金融商品って聞くと、詐欺だったり リスク が高い商品しか浮かばない。。。
預金すれば、間違いなくお金は減らないよね!
実はデフレが続く日本では、長く預金していれば安全と考えられています。
しかし一方、物価(生活必需品などが高騰し始めれば)が上がれば、実は預金の価値は相対的に下がるよね。
このように資産初心者が初めに悩む,「投資のリスク」を、紹介します。
そして、すぐに暗号資産ビットコインに全額給与を賭ける!なんてことをせずに、お金の計画「マネープラン」を立て、投資を始める際には具体的にお金のリスクを考えましょう。
■金融商品の「リスク」とは、「リターンの振れ幅がある」ことを表します。
金融商品
金融商品の「リスク」とは、「リターンの振れ幅がある」ことを表します。
リターンリターン
リターンリターンとは、「資産運用を行うことで得られる成果のこと」であり、収益が得られることもあれば、損失が出ることもあります。
リスク
一方、一般的にリスクとは「危険なこと」「避けるべきこと」という意味で使われていますが、資産運用の世界では、リスクとは、「リターンの不確実性の度合い(振れ幅)のこと」を表しています。
つまり、「リスクが大きい」とは、「大きく収益が得られるかもしれないし、大きく損失が出るかもしれない」という意味です。
リスクとリターンの関係
金融商品の「リスク」とは、「リターンの振れ幅がある」ことを表します。 リスクを低く抑えようとするとリターンは低下し、高いリターンを得ようとするとリスクも高まります 。したがって、「リスクがなく(低く)、リターンが高い=ローリスク・ハイリターン」残念ながら金融商品は存在しません 。※筆者が知る限りです
「リスク」と「リターン」は比例します。
金融商品毎のリスクとリターン
⇒ローリスク+ローリターン 預貯金 ※ほぼ固定 債券(国債) ※固定又は年単位
⇒ハイリスク+ハイリターン 株式 暗号資産 為替
信用リスク
信用リスクは2種類あります。
株式:
投資した会社が将来も存続している場合もあれば、破たんする場合もあります。
債券:
投資した債券について、元本の払い戻しや利子の支払いが、約束通り行われる場合もあれば、会社の経営状態の悪化や国の財政破たんなどにより、滞ったりできなくなったりする場合があります。デフォルトリスク・債務不履行リスクともいいます。
為替リスク
為替リスクとは、外国の通貨で取引される外貨建ての金融商品は外国為替レート〔日本の通貨(円)とほかの国の通貨との交換割合〕の変動により、換金・満期の際、円での手取り額が購入(預入)したときの金額を上回る場合も下回る場合もあります。
購入時より円高になると、円での手取り額が減り、為替差損を被ります。逆に、円安になると、為替差益を得ることができます。
価格変動リスク
価格変動リスクとは、価格が変動する金融商品は、換金する際の受取金額が当初支払った金額を上回る場合もあれば下回る場合もあります。
価格が変動する代表的な金融商品は株式ですが、債券であっても途中で売却する場合、価格は市場価格(時価)により変動します。投資信託も、組み入れている株式や債券などの価格変動の影響を受けるため、価格変動リスクがあります。
カントリーリスク
カントリーリスクとは、海外の商品で資産運用する場合、その国の信用リスクにも注意が必要です。
国ごとの信用リスクを評価するモノサシとして、カントリーリスク情報があります。カントリーリスク情報は、国内外の格付会社や調査会社などから発表されています。
無知リスク
これは筆者が勝手につけている名前ですが、投資を始める際に失敗しやすい行動は明らかです。
1:生活費を注ぎ込むのはNG
間違い1:生活費を注ぎ込むのは
生活が苦しくなる我が家の家計の支えにとFXを始めたい
「FXは誰でも大儲けできる魔法の投資」が流布しています。
実際には素人でも儲けている人が多かったのは、いわゆる相場が円安傾向且つ継続と外貨の高金利が続いていた2005年から2007年の夏までと言われています。
また株式では、アベノミクス効果のあった期間も同様の指摘がありました。
このような相場ならば、無知の素人でも結果論でしかありませんが、確かに儲けていた人が多かったのは事実でしょう。
但しこのような比較的方向性が決まって、上げ相場等を維持できるのは歴史的にはごく短い期間であることを学ぶべきでしょう。
つまり生活費が足りないという(つまり充分な余裕資金が無い方)投資の初心者が、FXでリバレッジを10倍で、一攫千金を狙うのは正しい投資とは思えません。
まずは、余裕資金をしっかり準備して、学び、そして少額から始めてみましょう。
間違い2:不動産投資の無料セミナーでおすすめ物件をローンで購入
いまよりももっとお金を稼ぎたいから!
株より利回りが大きく稼ごう!
不動産投資は、他の投資より利益率が高い投資先に魅力を感じます!
しかし、大きく稼ぐチャンスがあるということは、それだけ損をしたときのリスクも大きいということを思い出してください。
よくこのサイトへ質問があるのが不動産投資の「無料セミナー」ってどうなの?という解説をします。
結論からいいますと、不動産投資の初心者の方は無料セミナーでの知識取得はおすすめしません。
理由は、簡単です。セミナー講師の口車に乗せられて、ついよく調べもしないで「物件購入」までもっていかれてしまうからです。
セミナー受講は一見、書籍で知識取得するよりも、セミナーに参加して誰かに身振り手振りで教わった方が理解はしやすく、効率的な気がします。確かに実際の人間に説明を受ける方が、書籍よりよほど優しいです。
しかし、まったくの「“無知”」で参加すると、一日中拘束され、最後に都合の良い「表面利回り」などを提示してきて、物件の購入までこぎつけようとしてきます。
もちろん詐欺ではありません。
彼、彼女らはプロです。
初心者が見落としてしまうポイントを把握しています。
とはいえ「書籍ではまったく理解できない」といった方は、セミナーにどうしても参加して勉強したいと考えるはずです。
どうしても参加してみたいのであれば、下記の内容を必ず守ってください。
・絶対にその場での購入はしない
・少しでもよい、基礎知識を身に付けていく
では、次章から「初心者はどのような知識を身に付ければよいの?」という解説をしていきます。
「うまくやられたなぁ…」とならないように必ず読んでくださいね。
不動産投資外でも、倹約、金融資産、不労所得、副業などを幅広く自身の稼ぐ力として計画しながら投資を検討してください。
間違い3:証券会社や銀行から勧められた商品をそのまま買う
証券会社の担当者から「この株はおすすめですよ」とか「上場前の株が買えます。8割、9割の確率で儲かりますよ。買いませんか?」などの営業電話がかかってくることがあります。
それを「買うか」「買わないか」は自分の判断できないと「危ないです」
そういうときは、冷静に一歩引いて、視点を上げて考えてみてください。
「なぜ、この人はわざわざ電話をかけてまで、自分に営業してくるのだろう」と。
景がシンプルに見えてきます。証券会社の営業担当者が「売りたい」「売りたい」と言うのには、原則として「市場で余っている」「売れ残り」「手数料収入が高い」という可能性が高いわけです。
まずは、窓口で言いなりなるのではなく、手数料が安く自分のペースで積み立てや米国株・ETF投資ができる証券会社をしっかり選んでください。
間違い4: 書籍や講師のいいなりになる
このサイトでは特に初心者の皆さんに考えてもらいたいこと、それは
「本当に、本に書いてある通りに、セミナー講師の人が言った通りになりますか?」
「もしそうならなかったらどうするのですか?」
ということです。
確かに日本株も米国株も、この10年は長期間右肩上がりになっています。
過去1920年代には世界恐慌でNYダウ平均株価がおよそ90%の大暴落となったケースをはじめ、有事50%以上の暴落となることもありました。最近ではコロナショックで33%以上の下落もありました。
歴史的には金融市場を超長期で100年、200年スパンなら確かに右肩上がりになります。
逆を言えば、10年、20年程度の期間であれば、逆に株価が下がってしまうこともあるでしょう。
PERについては、本サイトで過去にも書きましたが、株価が下落してPERが低下している場合は手を出すべきではない、というのが実践的な考え方です。
割安になったのではなく、それはその企業が単に業績悪化を織り込んでいる可能性が高いからです。
これらを踏まえて、投資初心者の方は次の3点にはぜひとも気をつけていただきたいと思います。
・過去の株価が右肩上がりだから今後もそうなるとは必ずしもいえない
・よい会社を見つけて適切な株価で買い長期保有すれば成功するとは必ずしもいえない
(そもそもよい会社の見つけ方が難しい)
・PERが低下したら株価は割安になったとは必ずしもいえない
投資の基本を学び、積み立て投資、分散投資(ETFや投資信託)、そしてチャートや企業の価値を見極める目を持とう!
リスクオンとリスクオフ相場
相場にもボラティリティと呼ばれる価格変動が高い時期と低い時期があります。
変動が高い(VIXが高い)相場の場合は、リターンも大きいですがリスクも上がりあす。
リスクオンオフと相場関係
金融市場は心理戦とよく例えられます。
世界経済の先行きに対し、金融市場で明るい見方が広がり、投資家が株式や商品といった値動きの大きいリスク資産への投資を増やすことです。
値上がり益が得られやすいとの見方から日本や米国の株式、新興国の株式や通貨、原油といった商品が買われやすくなります。
逆に市場心理が下がっている〇〇ショック、戦争、通貨危機などの場合、例えば2021年10月から2022年にかけては金融市場は米中貿易摩擦、や中国不動産バブル崩壊の危機もあり、突発的なリスクオフが発生しやすい環境にあります。
ただ忘れてはいけないのが、短期的なリスクオフ≒守りの後には、ふつうはリスクオン相場≒攻めの投資が控えています。
個々の投資家が短期投資でリスクオンオフの局面を、売買で上手く乗り切ることは残念ながらとても困難と言えます。
大手の機関投資家やヘッジファンドによる大量の売り買いに翻弄されて右往左往してしまうと損失は膨らむばかりです。
そのため、ボラティリティVIXが高い相場では、しばらくは「Do nothing」で短期的な損失に耐えられる程度に現金比率を高めて、嵐が通りすぎるのを待つのが賢明かもしれません。
以下記事で、リスクが大きい相場と小さい相場でのふるまい方を紹介しています。
事例:株式相場でのリスクオンとリスクオフ
なんとなく、通貨毎に守りと攻めの特徴があるのは、わかりました。
でも株式とか債券などは、守りとか攻めとか、違う商品で比較できるのかなぁ?
為替FXほどシンプルではないけど、やはり株式にも傾向はあるよ
一般的に投資家がリスクを好む「リスクオン」の時は、損失リスクはあっても期待する収益の高い(期待リターンが高い)株式やエマージング(新興国市場)が買われ、投資家がリスク回避をする「リスクオフ」の時は期待リターンの高さよりも損失リスクが小さい債券や現金のような資産が好まれます。
「リスクオン」でも「リスクオフ」でもない通常の市場環境においては、投資家は損失や価格変動の可能性(リスク)と期待収益(リターン)のバランスをとった資産選択をしています。
投資家それぞれの運用目標やリスク許容度に従って投資資産の割合を事前に定めていることから、市場環境の多少の変化では株式や債券の投資比率が大きく変更されることはありません。
何らかの要因で、どこかの株式市場が一日で5%以上急落したり、通貨市場でドルが数%下落するようなショックを伴う価格変動が起きたりすると、金融市場参加者の投資意欲は急に守りに入ります。
市場には「リスクオフ」トレード≒現金や債券購入が多くなります。
つまり、株式やエマージングなど価格変動が大きく、経済環境の悪化局面において価格が下落する可能性の高い資産が一斉に売られ、収益の期待値は小さいものの損失の可能性の低い債券や現金に資金がシフトするのです。
逆にこうした環境が改善し、投資家の気持ちが楽観的になると、これまで売られていたリスク性資産≒株式や暗号資産を一斉に買い戻す「リスクオン」がきます。
局面の変化には現金比率を高めて対応
リスクオフにおいては、通常は資産配分を積極的に動かさない規模の大きな投資家であっても、将来の損失リスクを限定するために、通常よりも債券比率や現金比率を高める投資行動にでるため、市場に大量のリスク資産の売りがでることになります。
また、ヘッジファンドのように短期的な売買を得意とする投資家においては、「リスクオントレード・リスクオフトレード」と称される、定型化した売買を行うため、特に流動性の高い先物市場を中心に、株式や債券が一方向に動く現象が発生しやすくなります。
リスクオン・オフトレードでのパッケージ売買では、その市場が「オン」グループの所属か「オフ」グループの所属かによるかだけで売りか買いかが決定してしまうため、それぞれの市場の個別材料は全く無視される、という現象も頻繁に起きます。
特に株式などの個別銘柄選択の余地は極めて小さくなることから、株式のアクティブファンドなどの個別銘柄選択を収益の源泉としている戦略にとっては、市場が下落することに加え、個別銘柄選択効果がマイナスになるという、極めて厳しい局面に直面することもあります。
まとめ
いかがですか?
ずばり、「ローリスク・ハイリターン」の金融商品はありません。
金融商品を選ぶ前に、「リターン」を得るためには必ず「リスク(不確実性)」が伴うことを知っておかなければいけません。このリスクとリターンの関係や仕組みを知ることは、金融商品を正しく選ぶためのとても重要なポイントです。
金融市場を学び、ご自身の知識が広がり、個人投資家として株式、 新興国の株式や通貨、原油 商品といった値動きの大きいリスク資産も徐々に投資することをお勧めします。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
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