米国の高配当銘柄ETFは日本でも大人気。証券会社のランキングも常に上位に登場。初心者向けに米国株式の投資のおすすめ理由を解説。
資産運用には必ず話題に上がるETF高配当株。
史上最高値を年々更新し続ける、米国株指数への注目が高まっています。米国株に投資をしたいと思っても、米国株市場に上場する銘柄は6,000以上あります。日本の証券会社でも、半数以上の銘柄が購入できます。
ここでは、米国株投資におすすめの証券会社と、投資初心者から中級者におすすめの米国株投資方法を紹介していきます。
それと米国銘柄は高い配当と利回りと世界中に分散投資できることで人気です。
そんな米国ETFですが、非常に多くの銘柄が販売されており、より高配当にポートフォリオのETF、高成長銘柄に特化したETFもあります。
これらに米国株・ETFに投資するメリットは何ですか?どの銘柄、ETFからはじめるのが初心者にはよいのか?
今回は、このような疑問を持つ方にむけて記事を書いています。
株価暴落、バブル崩壊、パンデミック、通貨危機、リーマンショック、中国通貨暴落などでも、米国株を中心とした成長市場に投資すれば利回り・トータルリターンで15年周期で観れば、配当金による不労収入がもらえるね可能性が高いです。
この記事でわかること
【ETF】ってなに?
「ETF」??? たくさんある米国個別銘柄を、一株一株調べてゆくのは英語だしぃ、なじみがなしぃ。。。困ったなぁ。
ETFは米国の幕の内弁当のような、上場企業の中で高成長や高配当銘柄の株だけを集めた信託だよ。
まずはどれくらい高配当で安定的だったかをコロナショック(VIX恐れ指数89%)から、わずか半年でこの高配当株がどれくらいでコロナ前に戻ったよ。
① 米国大型株を中心に先進国と新興国に世界市場へ分散銘柄
② 銘柄数数百から8,000以上と多く、米国銘柄だけでなく、国別リスク分散度が高いETFも
③ 公募日(設定日)が古く、株価・配当データ多い
④ コロナショック以降、高成長又は高配当株ETFの中で安定感がある
⑤ 増配率がやや低いが高成長、あるいは増配率が高い安定ETFなど分散が可能
ETFは「Exchange Trade Fund」の略で、取引所で取引できる投資信託のことです。
日経平均やTOPIX(東証株価指数)、NYダウなどの指数に連動するように運用されている投資信託で、証券取引所に上場しています。
同じく取引所に上場している株式(個別銘柄)や上場していない投資信託と比べられることがあります。
その違いを表にすると以下です。
ETF | 投資信託 | 株式(個別銘柄) | |
---|---|---|---|
上場 | している | していない | している |
いつ取引できるか | 取引所の取引時間 | 原則15時までに申し込み | 取引所の取引時間 |
いくらで取引できるか | 時価 | 基準価額(毎日算出) | 時価 |
どこで買えるか | 証券 | 証券、銀行など販売会社 | 証券 |
信託報酬 | 投信より安め | ETFより高め | かからない |
分配金など | あり | あり。特別分配金も。 | あり。株主優待も。 |
取得時のコストとしては、いずれも売買手数料(販売手数料)がかかりますが、投資信託にはこれがかからないことを売りにしているところもあります(ノーロード)。売却時にも手数料が同様にかかる証券会社もあります。
但しここでETFの注意です。
ETFは世界経済インデックスファンドや国債と違い、多くのETFが “株式“と一部”不動産” だけに投資します。
したがい、株価の変動も大きく短い期間では元本割れをする可能性もあります。
若い方でしたらリスクを取ってETFのみでリターンを狙うのも一つの方法ですが、年を重ねるにしたがって安定的で減らさない運用(債券等)にポートフォリオを振り分けることも検討してね。
ではその米国の高配当ETFの中でも特に人気の高い銘柄の購入方法や、手数料が安いネット証券を紹介します。
資産運用がわからなない初心者はこちらの記事もどうぞ。
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米国株のメリットとは
特に国内株と比較して、米国株のメリットは主に次の3つです。
- 1株から買える
- 値上がりし続けている
- 3ヶ月に一回配当がもらえる
日本の株は、単株と呼ばれる株以外では基本的に100株単位でしか取引できないね。
株式を購入するためには、数万円から数十万円単位の資金が必要になります。
しかし、米国株の場合には、人気のアップル、Google、Microsoft、FACEBOOK、アマゾンといった、有名企業を含めた全ての株を1株単位で購入できるので、数千円~数万円程度から投資をすることができるのです。
上記以外にも次のメリットもあります。
投信よりコストを抑えられる
投資信託のコストである信託報酬と比べ、海外ETFの経費率といわれる保有コストは安いと言われています。
経費率とは、ETFを保有している間に運用会社に自動的に支払われる、ETFを運用するために必要な費用が、 ETFの純資産総額に対してどのぐらいの割合かを表したもの(SBI証券による)です。
魅国際分散投資しやすい
ETFは投資信託の一種のため、購入することであらゆる金融商品にまとめて投資することができます。
最近の海外ETFは株式だけでなく、債券やコモディティなど、あらゆるインデックス・指数に連動するように運用されており、あらゆる商品に投資するのと同様の効果を狙うことができるのも最大の魅力の一つです。
特に日本以外の海外ETFを買うことで、国際分散投資がしやすいと言えます。
売買のタイミングを逃さず投資できる
ETFは上場しているため、現在の価格を見ながら売ったり買ったりができます。
この点、投資信託は申し込んだ時点では、まだ適用される基準価額が決まっていません。
申し込みの受付が締め切られた後に、数日から数週間後に基準価額が算出され、約定価格が決まるます。
その為、実際に申し込んだ時点と取得時の価格差が生じることがあります。ご注意ください。
米国株の 海外ETFのデメリット とは
では、米国ETFのデメリットもしっかり見てゆきましょう。
国内ETFよりも売買手数料が高い
海外ETFを取引するための売買手数料は国内ETFよりも高く設定されているケースが多い。仮に米国ETFを購入する場合、米国株を購入するのと同様の手数料が発生します。
ただし、NISA口座を活用したり指定の海外ETFを購入したりすることで、買付手数料を無料にすることができる場合もあります。
為替リスクがある
海外ETFを売買する場合は為替リスクが発生することに注意が必要です。
海外ETFは外貨建てで売買されるケースがほとんどです。従い、日本円からETFを購入したい国の外貨に、まず換金する必要があります。
FXが円安の際に海外ETFを購入する場合、購入に必要な日本円が多く必要になります。
また、海外ETFを売却する際に円高だった場合は、売買益が発生していても換金によって利益が目減りする可能性があります。
ただし、ネット証券によっては、円建てで購入できるケースや為替手数料を抑えられる又は無料ケースもあるので、しっかり証券会社を確認することが必要です。
自動積立投資ができない
海外ETFでは自動積立投資ができないこともあります(ただし、毎月一定の金額で株式を買い続ける株式累積投資=るいとう=の対象になっていることもある)。
また基本は米国ETFは分配金が自動で再投資されないため、再投資は自分で適時行う必要があります。
つまり年一回程度は、メンテナンスの為銘柄の確認や分配金を再投資(銘柄の買い増し)を行うことが必要です。
米国株投資におすすめの証券会社ランキング
米国株投資用の口座には、銘柄数が多い口座を選ぶのがおすすめです。
米国株を購入できる代表的な証券会社は、以下のようになっています。米国株で選ぶ 総合ランキング
米国株で選ぶ
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
---|---|---|---|---|---|
会社名 | マネックス証券 詳細はこちら | SBI証券 詳細はこちら | 楽天証券 詳細はこちら | DMM株 詳細はこちら | PayPay 詳細はこちら |
米国株取扱銘柄数 | 4,297銘柄 | 4200銘柄 | 3966銘柄 | 973銘柄 | 137銘柄 |
取引手数料(税込) | 約定代金の0.495% (最低0米ドル~上限22米ドル) | 約定代金の0.495% (最低0米ドル~上限22米ドル) | 約定代金の0.495% (最低0米ドル~上限22米ドル) ) | 無料 | 基準価格の0.5~0.7% |
為替手数料(1ドルあたり) | 買付時:0銭 売却時:25銭 | 25銭 | 25銭 | 25銭 | 35銭 |
米国ETF取扱銘柄数 | 316銘柄 | 307銘柄 | 324銘柄 | 93銘柄 | 25銘柄 |
口座開設 | 無料申し込み | 無料申し込み | 無料申し込み | 無料申し込み | 無料申し込み |
ただ、3,000以上もの銘柄の中から今後上昇する銘柄を見つけるのは、投資初心者には大変です。
そこで投資初心者におすすめなのが、米国株のETFです。
ここからは米国株投資の初心者におすすめといわれるETFについて解説します。
米国株のETFとは
米国ETFとは、米国の証券取引所に上場し、市場で売買できる「投資信託」のことです。S&P500に代表される米国の指数をはじめ、さまざまな指数のベンチマークに運用されることが多いといわれています。
一般の投資信託と違う点は、市場に上場していることです。そのため、株式を売買するのと同じように市場が開いている取引時間中に売買できます。
しかし、その中身は「投資信託」です。
米国株のETFには、NYダウやS&P500といった代表的な株式指数との連動を目指すものをはじめとして、債券の指数に連動するもの、再生可能エネルギーなど特定のテーマの指数に連動するものなど、さまざまな種類があります。
それらのベンチマークに則って、組み込まれた銘柄などの運用はすべて資産運用のプロが行っています。
米国ETFが初心者におすすめの理由
日本の証券会社で購入できる3,000銘柄を超える米国株の中から、どれがよいか自分で選ぶことは、投資初心者にとって砂漠でダイヤを探すようなものです。しかしETFならば専門的な知識がなくても1銘柄購入するだけで、分散投資が可能です。
米国株のETFはいくつかの種類があり、多くが何かしらの指数と連動するように作られています。そのうちの一つである、S&P500との連動を目指した「バンガード・S&P500ETF」を1銘柄購入すれば、米国株500株に分散投資ができます。
最低単元の1株ずつでも500株を購入するにはそれなりの資金が必要ですが、ETFであれば、少額から投資することができます。まずは試しにお小遣い程度から米国株投資を始めたいという初心者にも手が出しやすい仕組みとなっています。
このようにETFを購入するだけで分散投資を行い、結果としてリスク分散をすることができるのです。
米国のETFは日本円で購入できる?
米国のETFは日本円で購入することが可能です。口座を開設している証券会社を通じて、日本時間の取引時間内でいつでも購入することができます。
したがって、ドルに変換する手数料を気にすることなく、日本円での取引を行うことができる点はメリットといえるでしょう。
ただし、全ての米国ETFを日本円で買うことができるわけではなく、あくまでも限られた銘柄となる点には注意が必要です。
米国ETFは円とドルのどちらで購入すべきか
資産の分散という意味では、ドルで購入することをおすすめします。
為替のリスクを考えるとアメリカの銘柄を円で購入するか、ドルで購入するかは非常に悩ましいところですが、日本円とドルで資産を分けることでリスク分散を図ることができるほか、売買の都度発生する為替手数料を気にする必要もありません。
また、その後の取引においてもドルで売買するのであれば、為替レートを気にする必要もなくなります。
また今後、ドル資産を保有しておこうと思っているのであれば、ドルで購入し、その後の様子を見て取引を行うとよいでしょう。
また、ドルをある程度資産に組み入れておくことで、日本円では購入することができないETFも購入する機会を得ることから、今後の分散投資を考える上でも、ある程度ドル資産を保有しておくことは大切であるといえます。
米国ETF投資におすすめの証券会社
ここまでで紹介したように、投資初心者でも簡単に少額から分散投資を始められるのが米国ETFの魅力です。
米国ETF投資を始めるのにおすすめの証券会社を紹介しましょう。
もちろんここで紹介している3社ではいずれも、米国ETFの配当金も受け取ることができます。
米国株ETFの特徴として、
・取引時間が長く、いつでも取引可能
・テーマ選定をするだけで簡単に投資が可能
・少額投資が可能、手数料が安い
など、投資家にとって魅力的な点が多くなっています。
証券会社 | 米国ETF 取扱数 | 手数料 (税抜) | 公式サイト |
---|---|---|---|
マネックス証券: 1位米国株取引で最大30,000円 キャッシュバック | 311銘柄 | 約定金額の 0.495%(※) | 公式サイト |
楽天証券: 米国ETF取扱数No.1! 買付手数料実質無料 | 321銘柄 | 約定金額の 0.495%(※) | 公式サイト |
DMM株: 米国株の取引手数料!完全無料、ツールが充実! | 87銘柄 | 無料 | 公式サイト |
SBI証券: 口座開設数国内No.1 | 302銘柄 | 約定金額の 0.495%(※) | 公式サイト |
※各社最低手数料は0ドル
上限手数料は20ドル (税抜) ・2021年1月27日現在
ここからは上記の3社の米国ETF投資における特徴を紹介していきましょう。
楽天証券の米国ETF投資
米国ETF投資を始めるなら一番おすすめしたいのが楽天証券です。楽天証券の米国ETFにおける魅力は2つ、「米国ETFの銘柄数」と「米国ETFの買付手数料」です。
まず楽天証券の米国ETFの取扱銘柄数は312本と国内証券会社最多となっています。買付手数料が無料の銘柄も9本あり、豊富な銘柄から優良ETFを選べる点は魅力でしょう。
さらに楽天証券の米国ETF投資での一番の魅力は、NISA口座での買付なら全ての銘柄で買付手数料をキャッシュバックしている点です。
実質手数料無料で米国ETFに投資できる上、NISA口座なら利益に対する税金もかからないので、利益を最大化できる可能性が高いでしょう。楽天証券の詳細はこちら
マネックス証券のETF投資
マネックス証券も米国ETF投資におすすめの証券会社の1つです。
マネックス証券は米国ETFの取扱銘柄数では楽天証券に一歩劣るものの、個別株も含めた米国株の取扱数では4,000銘柄以上と主要オンライン証券で最多です。
米国ETFだけでなく個別株にも幅広く投資したいならマネックス証券での口座開設を検討してもよいでしょう。
マネックス証券では、米国株取引開始から20日間の米国株の取引手数料を最大30,000円キャッシュバックするキャンペーンを実施しています。マネックス証券の詳細はこちら
SBI証券の米国ETF投資
SBI証券の米国ETF投資における魅力は、住信SBIネット銀行との外貨入出金サービスを使うと、為替コストが安くなる点です。
他の証券会社では日本円から米ドルへの為替手数料は25銭程度かかるが、住信SBIネット銀行の米ドル為替コストは4銭と割安になっています。
住信SBIネット銀行を使えばSBI証券への入出金も無料になるので、SBI証券で米国ETF投資を始めるなら住信ネット銀行での口座開設も同時に申し込むとよいでしょう。SBI証券の詳細はこちら。
米国株投資でそれぞれ異なる魅力を持つ3社について、国内株の情報もまとめた。米国株だけでなく国内株にも投資してみたいなら、この表を参考にしてみるといいだろう。
証券会社 | 手数料 | おすすめポイント | ||
---|---|---|---|---|
10万円 | 50万円 | 100万円 | ||
1位 SBI証券 無料申し込み | ◎ 99円 ※1 | ◎ 275円 ※1 | ◎ 535円 ※1 | 手数料、IPO、外国株 全てトップクラス |
2位 楽天証券 無料申し込み | ◎ 99円 ※2 | ◎ 275円 ※2 | ◎ 535円 ※2 | 楽天ならではの ポイント制度が充実 |
3位 マネックス証券 無料申し込み | ○ 110円 | △ 495円 | △ 1,100円 | 米国株取扱数No.1 IPOの実績も◎ |
※2021年8月現在
※1. スタンダードプランの場合
※2. 超割コースの場合
市場の動きと連動するETFであれば、リスクを抑えることができます。なので、少なくとも市場と同じ程度のリターンを得られるアセットを持った上で、「より多くのリターンを得たい」と考える人が、リスクをとって個別銘柄やIPO投資といった方法に挑戦すると良いと思います。
デジタル化の流れは今後も加速していくのでクラウドのセキュリティ関連のETFなどは長期的に面白いと思いますが、それ以外にも興味深いETFは数多くあります。たくさんありすぎて、一つ挙げるのが難しいぐらいですね。
米国ETF(アメリカETF)の3つの特徴
ここでは、米国ETFの特徴を分かりやすいよう3つの項目に分けて紹介します。
リアルタイムで取引できる
米国ETFは、中身は投資信託でありながら、米国株式市場に上場しています。上場企業の株式と同じように価格の変動を見ながら、株式市場でリアルタイムに売買できます。
一般の投資信託の場合、取引価格は1日1回夜に確定する基準価額が適用されます。注文を出した時点では約定代金がいくらになるか分からない投資信託に比べて、その場で約定価格を知りたい人にもETFはおすすめです。
リスクを分散できる
ETFは、株価指数を構成する数多くの銘柄をポートフォリオに組み入れた平均値でできています。そのため、1つの銘柄に投資する場合よりもリスクを分散できるというメリットがあります。
投資の基本は分散投資ですが、投資を始めたばかりの少額ではそれほど多くの分散を行うことはできません。また投資の知識がなくても、専門家による采配でリスク分散投資ができる便利な商品です。
低コストで運用できる
米国ETFは、経費率(投資信託でいう信託報酬)が低価格に設定されています。一般的な投資信託の信託報酬と比べても、米国ETFの経費率は安い傾向があります。
この経費率は、ETFを保有する期間中、継続的に発生するコストです。できるだけ安いというのは大きなメリットになります。
ETF市場が成長する背景
近年、証券投資の収益率が低下する中、アクティブ運用が市場平均やインデックス投資に勝てない状況も見られています。
それら状況も相まって、米国を中心に投資家の伸さん運用の手数料・コスト意識が高まっています。
こうした背景から、低コストが魅力的なETFの成長につながっています。
遡るとETFは1990年代前半に商品化され、2000年代前半以降で本格的に成長しました。
その後、ETFの種類・銘柄が充実することで、機関投資家の間でもETFの活用が増加しています。機動的なポートフォリオの変更やヘッジ手段、アクセスしにくい市場への投資といった目的で使われるケースが多くなっています。
米国ETFは品揃えが豊富
海外のETFは米国が多くを占めており、日本で現在、200本ほど上場しているのに対し、米国ではその10倍近い数が上場しています。
ヨーロッパ、アジアなどのまとまった複数の国や地域などの、株価指数に連動するETFをはじめ、「金融」「IT」など特定の事業の株価指数に連動するETF、国やさまざまな種類の債券の指数に連動するETFなどがあります。
さらには、水やバイオ、環境といったテーマや、金、農作物といった、特定の商品の指数に連動するETF、海外不動産投資信託である海外REITなどの指数に連動するETFなど、ありとあらゆる指標に連動するETFが作られています。
そのため、ポートフォリオのバランスを調整するものとしても広く使われています。
米国株のETFを選ぶときの3ポイント
では、そのように多くの米国ETFの中から、どの銘柄を選んだらよいのでしょうか。ポイントを3つに分けて紹介します。
経費率は安いのか
分散することを目的としてETFを選ぶ投資初心者の場合、利益や利回りを狙わない分、注意するべきポイントはコストとなります。そのため、米国ETFの主なコストとなる経費率が安い銘柄を選ぶことが重要です。為替手数料など国内株式にはないコストも発生することに注意が必要です。
取引流通量は多いか
ETFのメリットの一つに、価格変動を見ながらリアルタイムで取引できる点があります。このメリットを最大限生かすために大切なのは、日々の出来高が多い銘柄を選ぶことです。出来高が少ないと、思いどおりのタイミングで取引できないケースもでてきてしまいます。
ポートフォリオは自分の投資スタイルに近いか
米国ETFのポートフォリオは、高配当利回り銘柄を集めたETFやS&P500構成銘柄のみを集めたETFなど、それぞれに特徴があります。自分の目的にあった投資スタイルのETFを選ぶことで、できるだけ少数で目的をかなえることができます。
高配当利回り銘柄おすすめETF3選
高配当利回りを目的にしたETFのうちおすすめの3つをご紹介します。
「バンガード米国高配当株式ETF」
FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスをベンチマークに大型株中心の構成。長期にわたり、安定的に分配金を得たい人に適しています。
「iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF」
モーニングスター配当フォーカス指数をベンチマークと、財務状態が健全で質の高い74銘柄で構成。対象銘柄が少なめなので、リスクの分散効果は限定的です。
「SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF」
S&P500指数採用銘柄のうち、高配当銘柄を採用しているS&P500高配当指数をベンチマークとして、同指数と連動するように運用されています。分配金利回りは4.95%です。
S&P500構成銘柄おすすめETF3選
S&P500は、2つある米国株市場に上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を浮動株調整後の時価総額比率で加重平均し、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスにより算出された指数です。
「SPDR S&P500(SPDRトラストシリーズ1)」
米国を代表するS&P500に連動するETFとしては米国で最も古く、人気の銘柄。流動性が高いため、売りたいときに売ることができるというメリットがあります。
「SPDRポートフォリオ S&P500 高配当株式ETF」
S&P500の採用銘柄のうち、高配当利回りの上位80銘柄で構成されるS&P500高配当指数をベンチマークに運用。利回りを重視した不動産セクターと一般消費財セクターへの投資比率が高いので、景気下落局面ではボラティリティがやや高くなる点が特徴です。
「iシェアーズ・コアS&P500 ETF」
米国の大型株で構成されるS&P500指数と同等の投資成果を目標としたETF。米国株式市場の大型株のパフォーマンスと値動きが連動します。
ナスダック100指数連動おすすめETF3選
ナスダック市場(中堅銘柄、テック関連)に上場している3133銘柄(2020年5月末現在)を時価総額加重平均して算出された指数です。1971年2月5日の株価を基準値100としています。
「インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF」
ナスダック100指数に連動する投資成果を目指しています。組み入れ銘柄はアップルやマイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、インテルなどIT関連の比重が大きく、値上がり益を狙っています。
「NEXT FUNDS NASDAQ-100®連動型上場投信」
ナスダック総合指数から、金融以外のセクターで時価総額と流動性が最も高い100銘柄程度で構成されるナスダック100指数への連動を目指すETFです。
「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」<大和アセットマネジメント>
米国の株式に投資し、円ベースのナスダック100指数の動きに連動した投資成果を目指すETFです。
ここまで紹介した銘柄以外も、みんが購入しているランキングも確認しましょう。
10年間保有したい個別株 21選
米国株はこれまで長い間日本株のリターンを上回り上昇してきましたが、そのトレンドは今後も変わらないと考えています。米国の株式市場には長期的に投資ができる魅力的な銘柄が沢山あり、まるで投資家にとってのディズニーランドのようです。
この記事で紹介した、マネックス証券やSBI証券では、日々のレポートやオンラインセミナーを通じて、なぜ米国株投資なのか、ポートフォリオの作り方、おすすめのETFや個別銘柄を使っての具体的な長期投資の方法などを解説しています。
是非口座開設して、誰でもできる投資の勉強を始めましょう。
この記事では、米国ETF銘柄で話題の個別銘柄を少し紹介します。
銘柄名 | シンボル | 概要 | 最低購入金額(円) |
---|---|---|---|
アップル | AAPL | 主力のiPhoneをはじめ、各種デジタル製品とそのソフトウェアのサブスクリプション販売を行う | 14,787 |
アマゾン・ドットコム | AMZN | Eコマース事業や世界最大のクラウドサービスを展開。無人店舗も拡大予定 | 374,000 |
テスラ | TSLA | EVメーカー。将来的に自動運転機能とロボタクシー事業が期待される | 83,855 |
ロウズ・カンパニーズ | LOW | 米国を代表するホームセンターを展開。活況な住宅市場に押され成長 | 21,969 |
バージン・ギャラクティック・ホールディングス | SPCE | 15万ドルで90分の宇宙旅行の企画・実施を行う。将来的に超高速旅客機を計画 | 2,957 |
プール | POOL | プール関連商品の専門店。住宅需要の高まりとともに成長が期待される | 40,750 |
ジュミア・テクノロジーズ | JMIA | アフリカのアマゾンと呼ばれ、アフリカのEコマース最大手 | 3,930 |
ジロー | Z | 不動産業界の破壊的イノベーター企業 | 15,852 |
アルファベット | GOOGL | 世界最大の検索エンジンであるグーグルを運営。AI関連にも積極的に投資 | 247,987 |
ライブ・ネーション・エンターテインメント | LYV | コンサートの企画、マーケティング、チケット販売、タレントのマネジメントを一手に行う | 9,094 |
エヌビディア | NVDA | ハイパフォーマンスのGPUメーカー。ゲーミングや自動運転の分野に強み | 68,990 |
チューイー | CHWY | ペット関連のEコマース事業を展開 | 9,612 |
テラドック・ヘルス | TDOC | 米国最大手のオンライン診療サービス提供企業 | 20,818 |
ナイキ | NKE | 大手スポーツ用品メーカー。ホールセール販売のほか、デジタル販売戦略を強化 | 14,689 |
シンタス | CTAS | 企業向け制服やビルのマット等の消耗品の製造、レンタル、販売を行う | 39,103 |
コカ・コーラ | KO | 世界各地で清涼飲料水の販売を行う。長期的な投資テーマは新興国での販路拡大 | 5,840 |
AT&T | T | 米国の通信業持株会社。携帯通信事業を中心に衛星テレビ事業を展開 | 3,259 |
SVBフィナンシャル・グループ | SIVB | シリコンバレーに拠点を置き、「イノベーターのための銀行」というスローガンのもとベンチャー企業を中心にサービスを提供する銀行 | 54,795 |
ドキュサイン | DOCU | 電子署名の技術と、クラウドを活用した契約書のオートメーション化を展開 | 24,600 |
スクエア | SQ | カードリーダー端末と決済技術を持つ。フィンテックの代表的な企業の一つ。 | 30,055 |
ロイヤルティ・ファーマ | RPRX | バイオ医薬品の特許を買い取り、大手製薬などに販売してロイヤリティ収入を得る | 4,557 |
人気ランキングから選ぶ
人気ランキングから選ぶ 個別株 トップ10
興味はあるけど何を買ったらよいかわからない、とお悩みの方には、専門家からのアドバイスとともに、同じく最近取引を開始した方が買った銘柄を知ると、参考になるかもしれません。2020年にマネックス証券で米国株デビューした方が最初に買った銘柄のランキング(個別株・ETF)をご覧ください。
個別株 初回買付ランキング
順位 | 銘柄名 | シンボル | 概要 | 最低購入金額(円) |
---|---|---|---|---|
1 | アップル | AAPL | 主力のiPhoneをはじめ、各種デジタル製品とそのソフトウェアのサブスクリプション販売を行う | 14,787 |
2 | アマゾン・ドットコム | AMZN | Eコマース事業や世界最大のクラウドサービスを展開。無人店舗も拡大予定 | 374,000 |
3 | マイクロソフト | MSFT | ウィンドウズOSやOffice製品、クラウドサービスを展開 | 28,434 |
4 | コカコーラ | KO | 世界各地で清涼飲料水の販売を行う。長期的な投資テーマは新興国での販路拡大 | 5,840 |
5 | ビヨンド・ミート | BYND | バーガー、ソーセージ、牛ひき肉、鶏肉などの外観、味を再現した植物由来の人工肉を提供 | 14,941 |
6 | テスラ | TSLA | EVメーカー。将来的に自動運転機能とロボタクシー事業が期待される | 83,855 |
7 | AT&T | T | 米国の通信業持株会社。携帯通信事業を中心に衛星テレビ事業を展開 | 3,259 |
8 | エクソン・モービル | XOM | 世界各地で原油・天然ガスの探査と生産、石油製品の精製を手掛ける | 6,128 |
9 | ジョンソン・エンド・ジョンソン | JNJ | 世界最大規模で最も多角的なヘルスケア企業。医薬品、医療機器・診断、消費者の3部門で構成 | 17,543 |
10 | ウォルト・ディズニー | DIS | 世界的に有名なキャラクターの著作権管理からテーマパーク運営、映画製作、メディアネットワーク運営などを手掛ける総合メディア企業 | 20,404 |
- ※ランキングは2020年にマネックス証券で米国株デビューした方の買付口座数順
- ※最低購入金額は、株価は2021年4月13日の終値、円換算は1ドル=110円で計算。円未満四捨五入して表示。
米国ETFを購入する際の注意点
米国ETFのメリットを生かす投資をするためにも、注意しておくべきポイントを確認しておく必要があります。
ETFは、対象指数などの値動きとETFの基準価額の値動きが一致するように運用されています。しかし、配当落ちによる要因や分配金の希薄化・濃縮化、有価証券の組入れコストなどの費用が生じるなどの理由から、対象指数などと基準価額の値動きが一致しない場合があります。基準となる指数が上がっているからといって、必ずしもETFも上がるとは限りません。
高利回りのETFには、赤字業績が続いている株式や、信用格付け「B」銘柄の社債などの投資比率が高いという潜在的リスクがあります。高利回りを基準に選ぶ際は、利回りがせいぜい5%までのETFを選ぶのが無難です。5%以上の場合には、S&P500やナスダックなどから組入銘柄を選んだETFなら比較的安心と言えるでしょう。
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まとめ
どうでしたか?米国高配当株のお得な買いタイミングや、パフォーマンスの特徴を学んだね
マットがおすすめなのは、特に米国ETFを数種類に分散することで、金融、コモディティ、ハイテク、不動産などに広くリスク分散も期待できるね。
米国ETFの2021年6月の分配金は、コロナ過の影響で1年前と比較すると、約0.8から1.0%減る銘柄多かったね。
但し組み入れ銘柄の業績を見ると、1年前はコロナ禍があっても、株価は順調に回復してかなり好調だったね。
つまりこの分配金1%だけを、あまり気にする必要はないと筆者は考えています。
なお、次回の分配金は9月が権利落ち予定日なので、その前日までに購入すれば分配金がもらえます。
そんなETFを購入できるのは次の証券会社がおすすめ!手数料が無料または少額で維持管理費用も安いので「隠れコスト」が低いよ!
この記事がみなさんの、参考になれば幸いです!
最新2021年 おすすめインデックスファンド/ETF 証券会社
いかがでしたか。ご自身の資産運用銘柄はありましたか?
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現物スタンダードプラン | 55円 | 99 円 | 275 円 | 275円 | 535円 | 1013円 ※3,000万円まで |
信用取引 スタンダードプラン | 99円 | 99 円 | 198 円 | 198 円 | 385 円 | 385 円 |
現物取引 アクティブプラン | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 1,691円 |
信用取引 アクティブプラン | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 880円+440 円/100万円毎 |
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